暑い時期になるとプールや海、公園など外で遊ぶ機会が増えてきます。
楽しいことがいっぱいありますが、気を付けなければならないのが『熱中症』ですね。
そこで今回は、もしも熱中症になってしまったときの応急処置方法と、あると便利な熱中症対策グッズを紹介します。
\日焼け対策・虫除け対策も忘れずに/

子供の熱中症ってどんな症状?

熱中症の症状:1 めまい・顔のほてり |
めまいや立ちくらみ、顔のほてりがでたら熱中症のサインです。 涼しいところで水分補給をし、ゆっくり休みましょう。 |
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熱中症の症状:2 筋肉痛・筋肉のけいれん |
筋肉がピクピクと痙攣する、手足の筋肉がつったり、しびれたりします。 |
熱中症の症状:3 身体のだるさ・吐き気 |
体に力が入らない、ぐったりしている、吐き気・嘔吐、頭痛を伴うことがあります。 |
熱中症の症状:4 汗のかきかたが変 |
暑いのにまったく汗がでないのは熱中症の危険があります。 |
熱中症の症状:5 体温が高い |
皮膚に触るととても熱かったり、皮膚が赤く乾燥しているなども熱中症のサインです。 |
熱中症の症状:6 呼びかけに反応がない まっすぐ歩けない |
すぐに医療機関に受診しましょう! 声をかけても反応しない、返答がおかしい、まっすぐ歩けないなどの症状があるときは重度の熱中症になっている可能性があります。 |
熱中症の症状:7 水分補給ができない |
すぐに医療機関に受診しましょう! 呼びかけに反応しない、水分がうまく飲めないなどの場合は大変危険な状態です。すぐに救急車を呼ぶなどして病院に受診しましょう。 |
子供の熱中症対策
水分をこまめに摂取する
小さい子供は遊びに夢中になってしまいがちで、自ら水分補給するということが苦手です。
室内・屋外・水遊びなどシーンと問わず、こまめに声掛けをして少しずつ水分補給をしましょう。
一気飲みしたほうが飲んだ気分になれる気がしますが、一度に水分補給をすると血液濃度に影響しますので、一番のポイントは『こまめに水分補給をする』ということです。
熱や日差しから守る
猛暑日など、気温が高くなってきたら日差しが強くなる11時~15時のおでかけは、なるべく避けましょう。
外出時は、帽子や子供用の日傘などを利用しなるべく直射日光を避けるようにすることが大切です。
地面からの熱にも注意
小さい子供など、ベビーカーに乗っているときなど、地面から近い位置にいると、地面からの反射熱(照り返し)にも注意しなければなりません。
子供用の保冷リュックや、ベビーカー・抱っこひも用の保冷シートを活用しましょう。
室内でも熱中症になる
熱中症は、室内にいるから熱中症にならないってことなく、室内でも熱中症になります。
日差しを遮る、風通しをよくする、扇風機やエアコンを利用しましょう。
また毎年のように車へ子供を乗せたままになってしまって、亡くなってしまうニュースを見かけます。
ほんの数分、もしくは寝てしまっていても、車に残してしまうのは大変危険な行為ですので、絶対にやってはいけません。
子供の熱中症になってしまったときの応急処置
小さい子供は、自分の体調をうまく伝えられないことがほとんどです。
少し様子が変だなと感じた場合は、早めの処置・早めの病院受診などをしましょう。
涼しい場所へ移動する
クーラーがきいた屋内、車に移動しましょう。
近くにない場合は、木陰など直射日光を避けられるところに移動し安静にしましょう。
衣類を脱がし身体を冷やす
衣類をゆるめ、体の熱を放出しましょう。
- 氷のうや保冷剤などで『両側の首筋やわき、足の付け根』などを冷やす。
- 皮膚を水で濡らし、うちわなどで風を送る
などが効果的と言われています。
塩分や水分補給をする
汗をかくと、水分だけではなくナトリウムやカリウムなどが失われます。
熱中症対策として上手な水分補給は『塩分』も一緒に補給することが大切で、ジュースや炭酸飲料ではなく、スポーツドリンクを選ぶのがおすすめです。
経口補水液の作り方
飲むときは、一気に飲んでしまうと吸収されずおしっことして排出されてしまいます。
経口補水を飲む目安として、500mlであれば1時間程度でゆっくりと摂取するとよいとされています。
500mlの材料
- 水 500ml
- 塩 1.5g
- 砂糖 20g
- レモン果汁(お好みで)
子供におすすめの熱中症対策グッズ
帽子や日傘
帽子を選ぶときのポイントとしては、『日よけ付きの帽子』、つばの広い『ハットタイプの帽子』がおすすめです。
また、子供にも日傘を持たせている人も増えてきています。
水分補給
飲み物は『スポーツドリンク』や『麦茶』がおすすめですが、冷やしすぎるとお腹を下すこともありますので注意しましょう。
短時間のお散歩でも、少量でもいいので飲み物を持って外出しましょう。
冷却グッズ
走り回る子供には、背負うタイプの保冷グッズがおすすめです。
ベビーカー、チャイルドシートにも対応していますが使いまわすのではなく、ベビーカー用・チャイルドシート用など個別に準備しましょう。
また、ネッククーラーも人気のグッズですが、公園などで遊ぶ際に引っかかてしまう恐れがあるので別の対策をしましょう。
まとめ
夏になると、気温が40℃近くにもなる年が増えています。
小さな子どもは遊びに夢中になり、なかなか自分の体調を伝えることができません。
- 短時間の外出でも熱中症対策をする
- こまめに水分補給をする
- 子供の体調の変化に気を付ける
夏場だけではなく、ゴールデンウィークの季節や残暑など高い気温の日には熱中症になる可能性があります。
